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ワイヤーアートのロータスフィート
 

 

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ケトベツファーム ストーリー

第2部

 

このはなしは事実に基づいて書かれても、いる

 
  謎の猫の話

 農場にはねずみが沢山いるから、何処の農家にも二三匹の、猫がいる。
ケトベツ・ファームにもいた、おそらく、生まれて始めてみた猫は、ここの猫だ。
二階のおばあちゃんは、大部屋の仏壇の前に、きちんと正座をして、何時もいる。
猫たちは優しいおばあちゃんの、そばが好きらしい。
 ボクが何度、捕まえようとしても、あの柔らかくて、ポワポワした、生き物には、やんわりと逃げられてしまうのだ。
二階の窓から煙突を伝って逃げてしまい、決して触らせてはくれないのだ。
 あの、真冬にケトベツに行った時に会った猫は、不思議な威厳を漂わせていた。
見たことの無い猫が、ちょうどボクの目の高さの出窓で寝ていた。
毛並みの悪いネズミ色の大きな猫だった。
今がチャンスと手を伸ばすと、低く鋭いうなり声と、その目つきに一喝されて、手が引っ込んだ。
「そいつは中々手強いぞ、お前の、手に負える相手じゃないよ」ハルオジが云った。
「冬になると遊びに来るんだよこいつは、雪がとけたらいつの間にか居ないんだ森に帰るのさ。」
 この猫、森に住んでいるのだ。 半分野生の森の獣だ。
灰色の大きな猫、たてがみがあるし、ヒゲも、他の猫より丈夫そうだし、野ねずみや、木ねずみに、野鳥などを補食して生きているんだ。
並みのネコよりはるかにデカイ、あくびで開いたその口に、トラの牙と鋭い味蕾がびっしりと並ぶ舌がのぞいた。
決してボクを、近付かせなかった。
誇り高き猫族の末裔らしい。
 あれ以来アイツには、会ってない。
何処でどういう最後を遂げたのだろう。

森には天敵の狐もいる。 あの時の、アイツはどこまで生き延びたのだろう?
   あれからだよ。 猫には何時も、逃げられていた。 相性が悪いらしい。
ひょっとしたら、ボク自身が猫なのかも知れない?
 誰にも馴れない、野良猫だ。
人好きのする顔をして、ちっとも馴れない猫がいる。・・あれか?
それなら、あの猫のように強くならなければならない。

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