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ワイヤーアートのロータスフィート
 

 

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ケトベツファーム ストーリー

第4部

 

このはなしは事実に基づいて書かれても、いる

 
 
  番犬アカの話

 母屋に行く道に、大きな気性の荒い犬がいる。
彼を、アカとする。 繋がれっぱなしの雑種ドックの雲古イヌ。
憎しみが全身からあふれている。
特に憎いのは、緑色の営林署のトラックのようだ。
何時でも、何にでも、ボクにも、のどを鳴らして吠えかけるのだ。
とても恐ろしいやつだ。
母屋に入るのに、その前を通らなければならないんだ。
クサリよ!!切れよ!!とばかりに立ち上がって吠える。
子供のボクよりも、頭一つ以上デカイ。
彼は、赤犬と呼ばれているが、名前が無いのかも知れない。
ちっとも、赤くない、茶色だ。
ふと思った、誰が彼を愛してやるんだろう。
 ある日、カシクバアチャンがアカに餌を与えているところを見てしまった、アイツったらしっぽ振ってヤガンの。
全然態度が違うのだ。
でも、ボクが通ると、また吠えた。
アイツは番犬なのだ、憎ったらしくて恐ろしいが、使命は果たしているのだ。
子供なんか、自分より階級が下だと思っているんだ。

 それから、何年も後で聞いたのだが、ついにあの鎖が切れたのだ。
勢い良く飛び出したアカは、もう二度とファームに、戻らなかった。
知らせをうけ行ってみると、トラックにやられて道端の草むらに転がってたそうだ。
憎らしいやつだが、哀れである。
アカは帰りたくても、帰れなかったのだ。
それよりも、あふれる憎しみに勝てなかったのかも知れない。
「ペスは、子犬の時に、かあさん犬が、トラックにひき殺されたの見ているからなあ。」とハルオジが言ってた。
アカの本当の名前はペスだったんだ。
子犬の時は、可愛がられていたが、すぐにデカクなり、トラックを目の敵にして飛び掛かって行くのだ。
危ないので、繋がれっぱなしの雲古イヌになってしまったのだ。
トラックに挑んだアカはもう、かあさん犬と、離れることはなく、あの悲しみや憎しみからも解放されてるだろう。
繋がれっぱなしの、雲古イヌにだって、そうなった訳があったのだ

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