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ワイヤーアートのロータスフィート
 

 

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ケトベツファーム ストーリー

第8部

 

このはなしは事実に基づいて書かれても、いる

 

  トロッコでトウフを買いにいく話
 ある時、ジュンジイが僕を呼んでいた。
いっしょに豆腐を、買いに行こうという。
何か変だ、道路と反対の畑の方へ向かってゆくが、トウキビ畑に豆腐が植わっている訳が無いと、思いつつも、ついていく。
畑を突っ切って線路に出た。
 そこには車輪が四つ付いた乗り物がひっくり返っていた。
トロッコというものだと、ジュンジイが云う。
始めて聞く名前だが、どこかで借りてきたらしい。
汽車が通らない間は、線路で、これが使えるから便利である。
説明が終わると、ヨッコラショと、トロッコを線路に乗せた。  かなり重そうだ。
もう一つ道具があった、その名前はボクも知っていた。
それは、タケザオと言うものだ。  少し不安だったが、乗ってみた。
 ジュンジイがタケザオを繰り出すとトロッコは最初、重たげにゴロゴロと気持の良い響きで動きだした。
だんだん速くなって、不安も吹き飛び、ボクは風を切って興奮してくるのであった。
あの汽車の音がする、あの響きが尾骨を通って頭蓋骨まで響いてくる。
世界は動いている。
 何だ!!この変化は、とっても気持ちがいい。
透明な汽車で旅を、しているみたいだ。
空気が動くということは、こんなに気持ちが良いものなのだ。
そのまま、ケトベツリバーの鉄橋を突っ切る。
川の流れを見ているとスゴイ!!
 今度は、横移動だグルグル目が回りそうで、気持ちがイイ。
帰りも同じコースを逆行するが、豆腐を抱えて興奮していた。
その日、一日中気分が良かった。
独りぼっちの、寂しさからの束の間の解放だった。

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